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1996・ラサの現実
(1996@ラサ)

メインストリート「北京東路」。チベット風の建物、電線、街灯、赤いタクシー、ダシェーを巻いて自転車に乗るカムパ……混沌とした街並みの上に、虹がかかる。虹が二重になっているのがわかるかな?

ポタラ宮。ラサの西門パルゴ・カニのチョルテンが再建された。かつて宮廷生活を支えた麓のショル村は北郊外に集団移転し、ポタラ宮はますます博物館化しようとしている。

「ポタラ宮前の広場。10月10日国慶節(中国の建国記念日)の日、国旗掲揚塔に五星紅旗が翻った。

チャグポリの丘から見たラサの街。ポタラ宮の西側には続々とビルが建つ。これだけ見たらラサには見えないが、屋上に据えられたソーラーパネルが「太陽の都」って感じ(^^;

カラオケ、ナイトクラブ、ダンスホール…。入植してきた中国人や軍人はもちろん、チベット人も夜遊びは嫌いではない。

チベット自治区人民医院の隣りにできた救急センター。近くには何年か前に建ったばかりの結核センターの立派なビルがある。が、入口のシャッターは閉ざされたままだった。救急センターが同じ運命をたどらないことを祈る。

穏やかな午後のセラ寺のセラ・メ学堂。この裏側にある中庭で共産党員が僧侶らを集めて「政治再教育集会」を行なおうとしていた。党は僧侶らにダライ・ラマ批判を迫る。

かつて「犬の都」と呼ばれたラサから野良犬が減った。チベット人いわく「中国人が食ったんだ!」。「中国人の食堂には行くな」とまことしやかなアドバイスも…。

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