少し詳しいお話

「ナムリン学校プロジェクト」は主に建物の建築費を支援してきました。

一般に、3教室の学校(1〜3学年、3クラス、教師3〜4人、生徒60人程度、寄宿舎なし)を1校建てるのに、約4万〜5.7万元(約55〜80万円)かかります。備品、学校の運営費や教師の給与などのランニング・コストは県の教育局などが支払い、建設工事は地元の人々の労働奉仕が基本です。学校では主にチベット語と初歩的な算数などを教えています。教科書や学費は基本的に無料です。
(→ヤン学校・写真:川副春海@Terra Net

大規模校では、例えばナムリン県中心部にあるペマ・タン校の場合、生徒は約200人(1〜6年生)、教師11人、教室数6、特別室(教員室など)3、寮2部屋(寮生56人)。備品なども含めて計$14,700(約160万円)かかりました。

こうした費用のうち、タシ・ツェリン氏の出資が全体の46%。村人の寄付が40%、残りが県当局の負担となっています。海外(ほとんどが個人)からの寄付は全体の17%ほどです。