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| ●ダライ・ラマ14世は「独立」を求めてはいません |
ダライ・ラマ14世は、チベットをこうしましょう!という提案をしています。(1987年、アメリカ議会の人権問題小委員会での「チベットに関する5項目の和平案」)
そして、チベット人による本当の自治権が得られれば独立は求めないと譲歩しました。(1988年、「ストラスブール」提案) |
| ●チベット人の思いを理解できない中国 |
| 独立も求めず、非暴力を貫くダライ・ラマ法王にできるのは、中国に話し合いを呼びかけること、そして、それを助けてくれるようアメリカなどにお願いすることぐらいです。しかし、中国はどういうわけか「ダライ・ラマは祖国分裂をもくろんでいる」と主張し続けており、チベット側の声をまともに聞こうという気もないようです。
中国側は表面上の経済発展を誇って「チベット人は豊かになった」と自慢するのですが、2008年3月には再びチベット人たちが反旗をひるがえしました。チベット人は経済的な豊かさよりも、自由にモノが言えて信仰を大切にできる世の中を望んでいるのです。 |
| ●国際社会は? 日本は? |
| 頼まれもしないのに、よその国に戦争に出かけたりするアメリカも、相手が中国となると話は別。巨大な市場が魅力的だからでしょうか? しかし、ダライ・ラマが訪米すれば国賓級扱いで大統領などが会見するアメリカはまだマシかもしれません。
日本では、政界・財界・マスコミとも中国と、その巨大な市場に気をつかっているのか、チベット人側の主張が正しく伝えらる機会はきわめて限られています。 |
| ●解決への道筋は? |
| ダライ・ラマ14世をはじめとする多くのチベット人たちは「非暴力主義」でチベットの自由のために闘っています。確かに時間はかかるでしょうが、テロや戦争などの暴力による解決は、さらなる暴力を呼ぶだけで本当の解決にならないことは、歴史が示す通りです。
中国に対して、ちゃんとした法律や人権意識が通用する「普通の国」になるよう、国際世論を通じて圧力をかけ続けるというのが現実的かつ唯一の方法のようです。非暴力だからこそ、国際世論の幅広い支持も得られているのです。 近年、チベット亡命政府と中国政府の交渉が進められていると言われています。しかし密室で行なわれているため、中国側が時間稼ぎをしているだけだという見方もあります。今も続く人権侵害、宗教弾圧などの問題に常に目を光らせ、常に圧力をかけ続けていく必要があるでしょう。 |