『僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと』
小川 康/著
径書房 ISBN4770502109 2011/10
日本人として初めてチベット医学院を卒業し、正式にチベット医となった薬剤師、アムチ小川の「泣ける、笑える、チベット医学奮闘記」。チベット医学についてはもちろん、チベット人社会に深く入り込んだ著者にしか書けない、まさに「奮闘記」。

『仏教的生き方入門 チベット人に学ぶ「がんばらずに暮らす知恵」』
長田幸康/著
ソフトバンク新書 ISBN4797338709 2007/05
ゆるく、賢く、楽しく生きる、チベット流シンプル生活の極意!
標高4000メートルの過酷な高原地帯で、生まれながらに「ミニマムライフ」を送るチベット人。彼らが追い求めてきたのは、物質的な豊かさよりも「心のやすらぎ」だった。過ぎてしまったことにはこだわらず、先のことをムダに思い悩まないのがチベット式。今この瞬間にエネルギーを集中するシンプル&ポジティブ思考は、過去や未来を複雑に考えすぎてストレスをためこむ日本人とは対照的だ。勝ち負けじゃない「幸せ」とは何か???チベット人の生き方に仏教の真髄を見る。
…という内容で、仏教とか言いながら、書いてあるのはチベット人の話ばかりです。

『わが道はチベットに通ず―盲目のドイツ人女子学生とラサの子供たち』
サブリエ テンバーケン/著 平井 吉夫/訳
風雲舍 ISBN493893924X 2001/10
目の見えないドイツ人女性サブリエさんがラサに盲学校を設立。チベット語の点字を作るなど、チベット人の子どもたちとともにチャレンジを続けています。
→映画『ブラインドサイト〜小さな登山者たち〜』(2007/7)
国境なき点字(英語)

『小さい母さん(アマ・チュンワ)と呼ばれて―チベット、私の故郷』
クンサン・ハモ/著
集英社 ISBN408775362X 2006/10
1959年ラサ生まれのチベット人が著者。インドの難民学校に学び、10年ぶりに帰省してチベットを旅する。チベットの激動の現代史と現実をチベット人が綴る。

チベット語になった「坊ちゃん」―中国・青海省草原に播かれた日本語の種
中村吉広/著
山と渓谷社 ISBN4635330397 2005/11
チベット仏教に興味をもっていた著者は、現地で仏教を学ぶべく、チベット(青海省)へ留学。そこでチベット語と日本語の文法の近似性を知り、チベット人学生に日本語を教えることになってしまった。『防人の詩』の聞き取りから始まり、夏目漱石の『坊ちゃん』の翻訳に着手する。時に笑い、時に怒りながら育んだ、チベット人学生たちとの心の交流を描く。
著者のブログ→「旅限無」(りょげむ)

『チベットで食べる・買う?こんなに楽しい聖地探訪』
長田幸康/著
祥伝社 黄金文庫 ISBN4-3963-1274-1 2001/09
「御利益スポットやグッズ満載!! チベット原色カタログ」。
チベットの基本中の基本からイラスト・写真たっぷりで解説。

【チベット・ブックガイド】