法王は長い間の修業によって精神をコントロールできるのだと思います。
そして、普通人は体験しないと話せないものなのに、修行で色々もう分っていらっしゃるから恋や愛のお話もでき、それが真実だからみんなの心に響くのだろうと思いました。
かといって法王は自由に心がコントロールできても楽で楽しいわけではなく、実は辛いこともとても多いだろうなあと、インタビューのとき一緒のお部屋でふとした瞬間に思ったりしていました。
あんなにチャーミングな方なんだし、もし法王になっていなかったら今頃は穏やかにお寺で過ごしていたかもしれないと思うのです。
知らない人と会うのは、どんなに人が好きな人だって69歳ともなればだんだん億劫になるものだし体力的にもお辛いはずなのに、私みたいな物事というものを知らない、まるで泥の中みたいな煩悩の街東京からやってきた者にさえ、しっかり目を合わせてニコニコなさってお話しくださり、飛行機で世界中を飛び回っている、本当に観音様のようなひとだと思います(チベット仏教徒にとっては本当にそうなんですが)。